こんにちは!配当戦線の駐屯兵士です。
今回は「高配当株投資とは?」をテーマに、僕自身のリアルな体験と考えを交えて、初心者の方にもわかりやすくお伝えしていきます。
Contents
高配当株投資とは?僕の定義
僕が考える「高配当株投資」とは、税引後で利回り4%以上の銘柄に投資することです。 (※NISAでの非課税を前提とした場合は、利回り4%以上が基準となります)
対象は、日本株・米国株・ETFを問わず、日米個別株とETFのハイブリッド戦略を採っています。
具体的には、日本株ではINPEXや三菱商事、米国株ではMOやBTIといった高配当銘柄、ETFではQYLDやSPYDを組み合わせています。
これにより、セクターや国に分散を持たせ、配当の安定性を高める工夫をしています。
実際にやって感じたメリット
最初に配当金を郵便局で受け取ったときの感動は、今でも忘れられません。
「働かなくても、お金が振り込まれる」──
これは仕事やバイトでは得られない、“資産が働く”体験でした。
完全な不労所得を、自分のような普通のサラリーマンでも手にできると実感できた瞬間です。
正直、それまでの自分は「株式投資=金持ちの遊び」だと思っていました。
しかし、配当金を手にしたことで、
『サラリーマンであっても、お金持ちになるチャンスはある』
と心から思えるようになりました。
個人的には、どんなに小さくてもいいので、まずは1回配当金を受け取ってみることをおすすめします。
この“0 → 1”の体験ができると、世界の見え方が本当に変わります。
実体験から感じたデメリット・注意点
もちろん、良いことばかりではありません。
現在、僕が保有している「タカラレーベン不動産投資法人」は10%近い含み損を抱えています。
幸い、他の銘柄が含み益になっているため、ポートフォリオ全体では精神的に落ち着いていられますが、もしこの1銘柄しか持っていなかったら、きっと不安に負けて売っていたと思います。
また、高配当株は新興株や成長株のように短期的に急騰することが少なく、一度下がると、株価が戻るまでに時間がかかる傾向があります。
たとえばタカラレーベンは、利回りこそ高いものの、株価はじわじわと下がっており、戻る兆しも鈍いです。
つまり、高配当株投資は、「高配当=安定」とは限らないという点に注意が必要です。
分散投資と長期保有の覚悟は必須です。
高配当株投資に向いている人・向いていない人
■ 向いている人
- 不労所得(キャッシュフロー)が欲しい人
- 売却タイミングに悩みたくない人
- 定期的に投資の「成果」を感じたい人
- 銘柄を調べることに苦を感じない人
僕自身は、株価を見るのが好きで、世界中の高配当銘柄を調べるのが趣味のようなものです。
さらに、せっかちな性格なので「含み益を眺めるだけでは満足できない」タイプ。
その点、配当金は利益が目に見えて、定期的に得られるため、投資の成果を実感しやすいのが大きな魅力です。
■ 向いていない人
- 銘柄選びに時間をかけたくない人
- 投資管理をシンプルにしたい人
- 将来的に資産を増やしたいが、投資そのものに興味がない人
高配当株投資は、基本的に個別株が中心になるため、情報収集や企業分析の時間がある程度必要です。
忙しくて投資に時間をかけたくない方や、選定に不安を感じる方は、全世界株やS&P500のインデックス投資で「ほったらかし運用」するのも選択肢のひとつです。
インデックス投資には、低コストで分散投資ができ、長期的に市場平均の成長を享受できるという大きな魅力があります。
さらに、定期的な積立で心理的負担も少なく、初心者でも始めやすいという特長があります。
高配当投資と対立するものではなく、自分の投資スタイルに合わせて併用することも可能です。
※インデックス投資の魅力については、以下の記事で詳しく解説予定です。

他の投資手法との使い分け
僕は高配当株投資をメインにしていますが、新NISAの積立投資枠では「楽天VTI(全米株式インデックスファンド)」に月3万円ずつ投資しています。
理由は、インデックス投資の方がただ貯金するよりも資産を増やすスピードが早い可能性が高いからです。
一方で、高配当株投資は配当金を受け取ることで生活費の一部を補填できるという強みがあります。
株式を売却して利益を確定するキャピタルゲインは、売るタイミングの判断が難しく、「売ったあとに株価が上がったら損した気分になる」という精神的ハードルもあります。
それに対して配当金は、保有しているだけで定期的に得られる“確定利益”。
この性質が自分には合っていると感じています。
まとめ:まずは1株から。不労所得の第一歩を踏み出そう
高配当株投資は、「配当金が欲しい」「将来的にキャッシュフローを確保したい」と考えている人にとって、非常に魅力的な選択肢です。
もちろん、「減配」「含み損」「情報収集の手間」などのリスクや負担もありますが、それでも実際に配当金を得てみると、投資の楽しさや資産が働く感覚を得られるはずです。
僕自身、「不器用でも、継続すれば人生は変えられる」と信じて、この配当戦線を一歩ずつ進んでいます。
あなたも、まずは1株──小さな一歩から、不労所得の世界に踏み出してみませんか?
高配当株投資まとめ表(ざっくり比較)
項目 | 高配当株投資 | インデックス投資 |
---|---|---|
目的 | 配当収入によるキャッシュフロー確保 | 資産の中長期的な成長 |
利益の得方 | 定期的な配当金 | 売却による値上がり益 |
メリット | 確定利益、精神的な安心感、生活費に使いやすい | 分散投資、低コスト、手間いらず、心理的な負担が少ない |
デメリット | 減配リスク、含み損、分析の手間 | 利益確定の判断が難しい、配当が少ない |
向いている人 | キャッシュフロー重視、分析が好き | 忙しい人、投資に手間をかけたくない人 |