後輩育成と高配当投資は似ている──時間を味方につけるという話
こんにちは!駐屯地の兵士です!
社会人になると、仕事の量以上に“人”に悩むことが増えますよね。
自分の教え方で相手が理解できないとき、横槍を入れられたとき、
一生懸命やっているのに成果が見えず評価されないとき――。
そんな苦しさと向き合い続けた結果、私はあることに気づきました。
「後輩育成って…高配当投資と構造がまったく同じだ」
最初は、冗談のつもりでした。
でも考えれば考えるほど、似ている部分が驚くほど多い。
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すぐに成果が出ない
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“見えない期間”をどう耐えるかが勝負
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小さな成功体験が雪だるまのように成長を加速する
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自走し始めた瞬間、世界が変わる
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一番の敵は“焦り”である
今日は、3年連続で育成担当を務めてきた私が感じた
「育成×投資の本質」についてお話しします。
Contents
人はすぐには育たない──投資も同じ
育成で一番つらい瞬間は、
「自分の指導が正しいのか分からなくなるとき」 です。
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伝わらない
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成長が見えない
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他人から嫌味を言われる
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一生懸命なのに結果が出ない
特に、頑張っている後輩が報われず、
自分まで「教え方が悪い」と言われた瞬間は胸が痛みます。
でも、私は気づきました。
今は“進化前の経験値”を積んでいるだけなんだ。
ポケモンだって、ヒトカゲがいきなりリザードンにはなりません。
レベルが1つ上がるまでに、どれだけ草むらでコツコツ戦ったかなんて誰も見ていない。
でも、その“誰も見ていない時間”こそが、次の進化を生み出しているんですよね。
ドラクエでも同じで、
最初はスライムにすらギリギリ勝てないのに、
積み重ねた経験値がある日突然レベルアップという形で表に出てくる。
後輩もまったく同じです。
見えないところで悩み、失敗し、考え、試している。
その時間は外からは見えないだけで、確実に力になっています。
だからこそ、
“いま成果が見えない=成長していない”ではない。
むしろ、
成果が見えない時期こそ、成長の前夜
なんです。
高配当株もまったく同じです。
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最初の配当金は数十円
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誰からも評価されない
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変化が見えない
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でも「積み上げた時間」は裏切らない
“見えない期間”を信じて継続できるかどうか。
これは育成でも投資でも、最も重要な能力です。
強制しても成長しない──マーケットも同じく動かない
育成しているとつい、こう思ってしまう瞬間があります。
「こうしてほしい」
「こう動いてほしい」
でも、人は思い通りには動きません。
強制すればするほど萎縮し、能力を発揮できなくなります。
マーケットもそうです。
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株価を自分の都合で動かすことはできない
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焦れば焦るほど判断を誤る
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“コントロールできる範囲”に集中した人が勝つ
育成における「コントロールできるもの」とは何か?
それは 環境と安心感 です。
私は後輩に対して、必ずこの4つを徹底しています。
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タスクの目的と“なぜあなたがやるのか”を説明する
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ミスしても絶対に責めない心理的安全性を保証する
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成果が出たら必ず感謝と称賛を伝える
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放置せず、進捗は先輩の自分から確認する
これらはすべて、
「後輩が自分から動ける状態を作ること」 に直結しています。
投資でいうところの、“積立設定”や“生活防衛資金”と同じ。
仕組みを整えれば、勝手に継続できるのです。
小さな成功体験が、爆発的成長のスイッチを入れる
ある日、後輩からこんな質問をもらいました。
「このタスク、終わった後は次の○○(次にやるべきこと)もそのまま進めても良いですか?」
その瞬間、
“あ、ついに自走し始めた”
と感じました。
他にもあります。
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前回の失敗を活かして、同じミスをしなかった
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お願いしたタスクの意図を自分で考えて進めてくれた
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周囲から「あの子、成長したね」と言われた
これらはすべて、小さな成功体験の積み重ねです。
高配当投資でいうなら…
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毎年の増配通知
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少しずつ成長する株価
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初めて年間配当30万円を突破した時の喜び
小さな成果は、継続の最強の動機になる。
それは人もお金もまったく同じです。
焦りが最大の敵──育成も投資も“急ぐと壊れる”
育成がうまくいかない理由の大半は、
後輩ではなく 先輩(私たち側)の焦り です。
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早く成長してほしい
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早く戦力になってほしい
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早く周りを黙らせたい
焦りの裏には、承認欲求や不安があります。
私自身、横槍を入れられたり、評価を下げられたりすると、
その瞬間だけは心が揺れました。
でも焦れば焦るほど、後輩の成長スピードは落ちます。
投資も同じです。
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暴落が怖くて売ってしまう
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焦って買い増しして失敗する
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長期目線を忘れる
育成と投資、どちらも
“長期でしか価値が分からない” のです。
自走する後輩と“自走する資産”という奇跡
育成を続けていると、ある奇跡を目撃します。
それは
「後輩が後輩を育て始める瞬間」。
私が何も言わずとも、
後輩が別の後輩を助け、成長を支え、チームが強くなっていく。
この瞬間、
「自分がやってきたことは間違っていなかった」と心から思えます。
投資にも似た瞬間があります。
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増配が増配を呼ぶ
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配当金がさらに配当を生む
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資産が自動で成長し始める
つまり、
“自分の手を離れて勝手に育っていく”
これこそが、育成と投資の共通する最大のロマンです。
成果より“関わり方”が人生を変える
育成は結果ではなく、関わり方がすべて です。
そして投資もまた、
結果ではなく 習慣が人生を変える もの。
どれだけ周囲が評価してくれなかったとしても、
後輩はあなたを見ています。
こんな言葉をもらったことがあります。
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「先輩と一緒に仕事をしたい」
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「先輩じゃなかったら、詰んでました」
正直、配当金よりも嬉しい言葉でした。
お金は裏切らないけれど――
“人の言葉”は人生を変える力を持っている。
私と同じような投資家であり、育成者であるあなたへ
あなたはただの投資家ではない。
ただのサラリーマンでもない。
“未来を育てる人” です。
後輩が成長する環境を作り、
彼らが自走し、
いつかあなたがいなくても組織が回るようになる。
その姿は、高配当投資と同じ。
今日も積み上げる。
今日も信じる。
今日も焦らない。
ゆっくり育てたものだけが、
あなたを裏切らない。
もしこの記事を読んでいるあなたの周りにも、
“まだ成果が見えない誰か”がいるなら、どうか思い出してください。
その人もきっと、
いまは誰にも見えない経験値を積んでいる最中です。
あなた自身に対しても同じです。
いま結果が出ていなくても、焦る必要はありません。
進化はいつも静かに、
気づかないところで始まっています。