こんにちは、配当戦線の駐屯兵士です。
今回は、僕が本気で目指している「年間配当200万円」という目標について、リアルな資産状況、戦略、そしてその難しさも含めて正直にお伝えしたいと思います。
この目標は決して簡単な道ではありません。
でも、だからこそ「本気で取り組めばギリギリ狙えるライン」であることを、この記事を通して示せればと思います。
Contents
現在の配当と資産状況(2025年7月時点)
- 総資産:1,180万円
- 配当実績(2025年1月〜7月):約18万円(年換算で約36万円)
- 日本株:約40%、米国株:約40%、投資信託:約15%
現在はまだ配当200万円には遠い状況ですが、目標から逆算した行動を積み重ねることで、少しずつ近づいていくつもりです。
たとえば、今後10年間で累積2,000万円の追加投資(年間200万円)を行い、配当もすべて再投資した場合、シンプルな試算では4,000万円前後の資産に到達できる可能性があります。
この計算は、年間5%のリターンを前提としています。
もちろん相場がその通りに動く保証はないですが、「積立投資×再投資×税制優遇(NISA)」の3点セットがそろえば、現実味は出てきます。
目標:40歳までに「配当200万円/年」の状態を作る
僕の目標は、40歳(約10年後)までに年間配当200万円を得られる状態を作ることです。
これは「資産4,000万円 × 想定利回り5%=年間200万円」という計算に基づいています。
このラインに乗れば、生活費の一部または大部分を配当でまかなうことができ、「仕事の選択肢が増える」「不安が減る」など人生の自由度が高まると考えています。
ただしこれは、極めてタイトでチャレンジングな目標でもあります。
現時点での配当は年間36万円ですので、約5倍以上に増やす必要があります。
再投資もフル活用し、10年という時間を最大限味方につけなければなりません。
達成シミュレーション:本当に可能なのか?
達成のための条件は以下の通りです。
- 毎年200万円ずつ追加投資(=月約16.6万円)
- 利回り:税引後で5%を想定(NISA活用を前提)
- 配当金はすべて再投資に回す
- 想定最終資産:10年後に約4,000万円
これを実現するには、
- 毎月の収支を把握し、無駄遣いを極力削減
- ボーナスは基本すべて投資へ回す
- 含み損が出ても慌てず継続投資
といった生活面での工夫や、メンタルコントロールも不可欠です。
「配当金だけで生活する」とまではいきませんが、「配当で生活コストの一部をまかなう」状態に持っていくことは、心理的に非常に大きな支えになります。
実際の投資スタイルとこだわり
僕の投資には、いくつか特徴があります。
■ 株価下落中の高配当銘柄を狙う
流行やブームに乗って「みんなが買いたい」銘柄を買うのではなく、 むしろ株価が下がっていて「不人気」なタイミングを狙います。
その際、必ず「なぜ下がっているのか」は確認します。
構造的な衰退や減配懸念がない限り、逆張り的な投資をする傾向があります。
■ 利回り4%以上を一つの判断基準に
日本株・米国株・ETF問わず、税引後で実質利回り4%以上を目安に投資判断をしています。
【主力銘柄例】
- 日本株:三井住友FG、三菱商事、タカラレーベン不動産投資法人など
- 米国株:QYLD、BTI、SPYD、ABBV、XOMなど
これらの銘柄は分野もバラバラで、為替や原油価格、金利にも影響を受けるため、 「分散」と「自分なりの納得感ある判断」を意識しています。
■ 一括ツッパしない。現金比率を意識
暴落時の買い増し余力を残すため、基本的に一括投資はしません。
現金の15%〜30%までを「突撃上限」として、自分の中でルールを設けています。
2020年のコロナショックのように、大きな暴落が来たときに“何も買えない”状態になることだけは避けたいのです。
再投資方針と出口戦略
- 配当金は「月20万円(=年200万円)」を超えるまでは全額再投資
- インデックス投資は積立NISA枠のみ(楽天VTI)
- 生活費を配当で補完するのは40歳以降の話
基本的に「買った銘柄は売らずに持ち続ける」スタンスです。
「株価は上がるかどうかわからない。でも、配当は積み重ねられる」
この考え方が、僕の軸になっています。
この戦略に潜むリスク(正直に話します)
この投資戦略は「地に足のついた現実的な戦い方」ですが、当然リスクもあります。
◾️為替リスク(円高で米国株の価値下落)
米国株の比率が高いため、円高になれば評価額・配当ともに目減りします。
逆に円安が続けば助かる面もありますが、為替に依存した戦略は避けたいと考えています。
◾️減配リスク(特に高配当ETF)
QYLDやSPYDなどのETFは利回りが高い一方、減配も多くあります。
実際にSPYDは2022年などで大きく配当を下げました。
◾️税制変更リスク(NISAの改悪など)
現行制度ではNISAの成長枠をフル活用して税引後5%で計算していますが、 この制度が改悪されれば、実質利回りが下がる可能性があります。
◾️インフレ・生活費の変化
10年後、年間200万円でまかなえる生活費が今と同じとは限りません。
インフレ率が高まれば、「200万円の価値」が相対的に目減りしてしまいます。
それでも、目指す理由
リスクがあるからこそ、今から積み上げておく意味があります。
僕は、過去に副業失敗で600万円を失いました。
でも、時間をかけてコツコツ積み上げていけば、人生は変えられる──そう信じて、投資を続けています。
このブログでは「成功」も「失敗」も、すべてリアルに記録していく予定です。
たとえ40歳で200万円に届かなかったとしても、「そのために積み重ねてきた資産」と「習慣」が、自分を助けてくれると信じています。
まとめ:配当200万円の壁は高い。でも挑戦する価値がある
- 年間200万円の配当は「努力すればギリギリ狙えるライン」
- 現実は厳しく、減配・為替・税制リスクもある
- でも、継続すれば確実に「選択肢のある人生」に近づける
僕の目標は、資産4,000万円・配当200万円に「10年かけて挑むこと」です。
もしその道中で苦戦しても、それ自体が誰かの参考になると信じて、リアルな戦線記録を残していきます。
将来の不安に悩む同世代のサラリーマンの方へ──
「不器用でも、続ければ人生は変わるかもしれない」 その一つの証明になれたら幸いです。