こんにちは!駐屯地の兵士です。
今日の戦場テーマは「高配当株の始め方」。
パワハラをきっかけにFIREを意識し始め、
気づけば金融資産1,000万円→1,500万円、
年間配当も30万円超えまで積み上がってきました。
とはいえ、最初の一歩はみんな同じです。
「証券口座ってどこで作ればいいの?」
「NISAって聞くけど、結局どう使えばいいの?」
「どの高配当株から買えばいいのか、さっぱり分からん…」
今回はそんな“これから戦場に出る新兵”に向けて、
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難しい理屈はギリギリまで削り
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必要なところだけを戦術レベルまで噛み砕き
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最初の1万円をどこに置くのかまで具体的に示す
そんな「高配当株の始め方ガイド」を書いていきます。
▼この記事を読み終えると分かること
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なぜ高配当株が「給料以外の収入線」になるのか
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どの証券口座を選べばいいか(戦場の入り口)
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NISAをどう使えば“非課税の砦”を築けるか
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最初の1万円をどんな銘柄に投じればいいか
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初心者がやりがちな地雷と、その避け方
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僕(駐屯地の兵士)が年間配当30万円に至るまでのリアル戦線
コーヒー1杯分の時間で読めるように書きます。
それでは、出撃準備を整えていきましょう。
Contents
高配当株の一番の魅力は“給料以外の補給路”ができること
まず最初に伝えたいのはこれです。
高配当株の一番の魅力は、
「仕事をしていない時間にも、お金の補給が入るようになる」こと。
たとえば、年間配当5万円。
月にすると約4,100円です。
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毎月のスマホ代が実質タダになる
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サブスク代が配当でまかなえる
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ゴルフ1回分のプレー費の一部になる
金額としては決して大きく見えないかもしれませんが、
「給料以外の収入がある」という事実が、
メンタル的にめちゃくちゃ大きいんです。
給料は“前線の収入”、配当は“後方補給”
イメージで言うと、
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給料:前線に立って、自分の時間と体力を削って受け取る収入
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配当:後方に設置した補給基地から、定期的に届く物資
です。
前線だけで戦おうとすると、
体力が尽きた瞬間に収入もゼロになります。
でも、後方に補給基地(高配当株)を増やしておけば、
疲れたとき・病んだとき・転職したいときにも
「最悪、配当もあるし」
という最低限の安心ラインが生まれます。
僕がFIREを意識し始めたのも、
まさにこの“安心ライン”が欲しかったからです。
高配当株投資の本質は「時間を味方につける」
高配当株は
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1年目から配当が出る
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しかも増配してくれる企業も多い
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もらった配当を再投資すれば“配当が配当を生む”
という仕組みになっています。
最初の1〜2年は、「こんなもんか…」というレベルです。
でも、3年・5年・10年と続けていくと、
配当はじわじわと“第二の給料”に近づいていきます。
高配当株投資とは、
「時間を味方につけるための防御的な戦術」
だと、僕は思っています。
高配当株を始める前に確認してほしい“3つの前提”
いきなり銘柄の話に行く前に、
新兵の皆さまにどうしても確認したいことが3つあります。
① 目的は「一撃必殺」ではなく「じわじわ制圧」
高配当株投資は短期で資産を2倍、3倍にするための武器ではありません。
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1年で資産を倍にしたい
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1ヶ月で大儲けしたい
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明日会社を辞めたい
こういった“短期決戦”には向きません。
目的は「時間をかけて、人生の固定費を配当で置き換えていくこと」。
この目的を見失うと、途中の値動きに翻弄されて
「高配当株投資って全然増えないじゃん!」となって撤退してしまいます。
② 投資期間は「最低でも5年〜10年」のつもりで
高配当株は、
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安定して利益を出している企業
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インフラ系・商社・金融・通信など“地味に強い”業界
が多いです。
そういった企業の真価は、
数年〜十数年というスパンで見たときに現れます。
1〜2年で評価するのではなく、
5年〜10年というスパンで“戦線”を見ていく心の準備をしておいてください。
③ 下がることもある=“弾丸が飛んでくるのは当たり前”
株なので、当然株価は上下します。
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含み益がドーンと増える時期もあれば
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含み損がズルズル増えていく時期もあります
大事なのは、
「弾丸(値動き)が飛んでくるのは当たり前」
「でも、補給基地(配当)はそう簡単には消えない」
という認識を持っておくことです。
“評価額”ではなく、“年間配当額”を見る。
これが高配当株投資のメンタル防御力を高めるコツです。
高配当株の始め方|3つのステップで戦線を構築する
ここからが本題です。
高配当株の始め方は、シンプルにこの3ステップです。
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証券口座を開設する
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NISAの使い方を決める
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最初の1万円で買う銘柄を決める
順番に見ていきます。
STEP1:証券口座を開設する|戦場の入口を決める
まず必要なのは、
「株を売買するための基地=証券口座」です。
今の日本で、高配当株投資をするなら
個人的にはこの2つのどちらか、もしくは両方がおすすめです。
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楽天証券
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SBI証券
どちらも手数料が安く、
NISAにも対応していて、
情報も見やすい“王道の2社”です。
僕の場合はこんな感じで使っています。
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楽天証券:NISA口座+日々の入金でコツコツ増やす部隊
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SBI証券:過去の底値で拾った高配当株が眠っている部隊(配当で増やすスタイル)
どちらか一方に決め打ちする必要はありません。
「前線基地A(楽天)」「前線基地B(SBI)」
のように、役割を分けて運用するのもアリです。
まずはどちらか1つでOK
とはいえ、最初から2つ開設すると
「どっちに入金するか問題」に悩むこともあります。
完全な初心者であれば、まずはどちらか一つに絞って開設でOKです。
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すでに楽天経済圏を使っている → 楽天証券
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SBIに興味がある / Tポイント・Vポイントを投資に使いたい → SBI証券
くらいの軽い気持ちで大丈夫です。
重要なのは、
「とりあえず戦場に立てる状態にしておく」
ことです。
STEP2:NISAを理解する|“非課税の砦”をどう使うか
次に考えるべきは、
「NISAをどう使うか」です。
NISAはざっくり言うと、
「一定の枠内であれば、
その枠で買った金融商品にかかる税金がゼロになりますよ」
という制度です。
高配当株投資家にとってのNISAは“超重要な砦”
通常、配当には約20%の税金がかかります。
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1万円の配当 → 手取りは約8,000円
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10万円の配当 → 手取りは約8万円
しかし、NISA枠の中で買った高配当株から出る配当は非課税。
つまり、満額がそのまま手元に入ってきます。
高配当株投資家にとって、
これは「前線に築いた巨大な要塞」みたいなものです。
積立枠と成長投資枠|どう使い分けるか
ざっくりイメージだけ書きます。
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積立枠:インデックス投資などをコツコツ自動で買う枠
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成長投資枠:高配当株や個別株、ETFなどを自由に買う枠
僕はこんなイメージで使っています。
僕の実例
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積立枠:毎月3万円でインデックスファンド(楽天VTI)をコツコツ
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成長投資枠:日本・米国の高配当株を中心に、配当ラインを増やす戦い
インデックスの積立は、
将来の高配当投資の“弾薬庫”にもなります。
「まずは補給路を作り、同時に前線基地も増やしていく」
そんなイメージで、NISA枠を使っていくと
全体の戦略がスッキリ見えてきます。
STEP3:最初の1万円で「部隊の核」になる銘柄を選ぶ
ここからが、一番ワクワクするところです。
「じゃあ、何を買えばいいの?」という話。
いきなり10銘柄、20銘柄を選ぶ必要はありません。
最初は1〜3銘柄に絞ってOKです。
銘柄選びで見るべき“最低限のポイント”
初心者のうちは、
難しい財務指標を全部追う必要はありません。
まずは、次のようなポイントだけ意識してみてください。
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安定した業界か(通信・インフラ・商社・金融など)
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減配の回数が少ないか、できれば増配傾向か
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自分がニュースで名前を見かけるような企業か
完璧を目指すと動けなくなります。
「7割くらい納得できるなら、まずは1万円だけ撃ってみる」
くらいの気持ちで大丈夫です。
例:こんな銘柄は“最初の部隊”に向いている
具体名はここではぼかしますが、
たとえばこんなイメージです。
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インフラ系で、長年安定した配当を出している企業
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商社系で、増配の実績が強い企業
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通信系で、生活インフラを支えている企業
「この1万円が、自分の配当ライフの第一歩になる」
最初の1万円を投じるときは、
ぜひこう思ってみてください。
「この1万円は、
未来の自分が“働かなくても手に入るお金”の種になる。」
この感覚を一度味わうと、
あとは淡々と“種まき”を続けていくだけです。
初心者がやりがちな“地雷”と、その避け方
次に、
「これはやらない方がいいよ」という地雷を
いくつか挙げておきます。
① 利回りだけを見て飛びつく
よくあるのが、
「おっ、この銘柄、利回り7%じゃん!最高!」
と、利回りの数字だけ見て買ってしまうパターン。
高すぎる利回りの裏側には、
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業績悪化
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減配の可能性
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株価暴落の途中
などが隠れていることがあります。
「高利回りには理由がある」
これだけは、胸に刻んでおいてください。
② 一度に大きな金額を突っ込む
最初から
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「ボーナス全部いきます!」
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「100万円ドーン!」
とやりがちですが、
初心者のうちはおすすめしません。
僕は、
「まずは1万円から」を推奨します。
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1万円なら、含み損が出てもメンタルが壊れにくい
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実際に配当が入る感覚を味わえる
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あとから買い増しで調整もできる
投資は“長く続けた人が勝つゲーム”です。
最初に無理して壊れるぐらいなら、
ゆっくり、確実に前進するほうがいいと本気で思っています。
③ 決算や指標を「完璧に理解しなきゃ」と思い込む
ここは声を大にして言いたいのですが、
僕も、決算なんてほとんど読めません。
「売上が伸びてるな〜」
「営業利益、前年よりちょっと増えてるな〜」
その程度の理解でも、
年間配当30万円は達成できてしまいました。
もちろん、勉強するに越したことはありません。
でも、「勉強が終わってから始める」は永遠に始まりません。
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最低限のポイントだけ押さえつつ
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走りながら学ぶ
このぐらいのスタンスでOKです。
④ 短期の値動きで一喜一憂しすぎる
含み益が出たらテンション上がるし、
含み損が出たら不安になる。
これは人間なので当然です。
ただ、
高配当株で大事なのは「株価」ではなく「配当」。
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株価が下がっていても、配当が維持・増配されていればOK
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株価が上がっていても、減配したら要注意
「チャートよりも、配当の状態を見る」
これを意識すると、
だいぶ心が楽になります。
駐屯地の兵士が年間配当30万円に至るまでの“戦線記録”
ここで少しだけ、
僕自身の戦線日誌を共有します。
2020年:パワハラをきっかけにFIREを意識
元々は、
ただのサラリーマンでした。
しかし、
職場でのパワハラがきっかけで、
「このまま給料だけに人生を握られるのは嫌だ」
と本気で思うようになりました。
そこから、
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日本株の高配当銘柄
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米国株の高配当ETFや個別株
を中心に、
少しずつ“後方補給基地”を増やしていきました。
最初はもちろん、少額から
最初から大きな額なんて投じていません。
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月数万円をコツコツ
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気になる銘柄を1株・数株レベルから
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とにかく「続ける」ことを最優先
それでも、
2020年からの数年で、日本株・米国株ともに
「含み益+配当」が膨らんできました。
2025年:気づいたら年間配当30万円超えを達成
淡々と続けていく中で、
気づいたら年間配当30万円を達成していました。
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1年で30万円
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月あたり2万5,000円
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固定費の一部
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趣味のゴルフ費用の一部
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将来の再投資の原資
人生の選択肢が、
ほんの少しずつ増えていく感覚があります。
もちろん、まだFIREできる額ではありません。
でも、「たしかに前に進んでる」と言えるレベルにはなってきました。
目標は「配当200万円でFI(経済的自立)」
最終的な目標は、
40歳までに年間配当200万円でFI(経済的自立)です。
この数字を逆算しながら、
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NISAの枠を活かし
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給料からの入金を増やし
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配当金を再投資しつつ
「今日の一歩」を積み重ね続けています。
今日からできる「高配当株デビュー」の具体的アクション
ここまで読んでくれた駐屯地仲間に、
最後に“今日からできる具体的な行動リスト”を置いておきます。
✅ 今日やること
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スマホ or PCで、楽天証券かSBI証券のサイトを開く
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とりあえず片方で口座開設の申込みをする
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NISA口座も一緒に申し込む(迷ったら「おまかせ」でもOK)
✅ 1週間以内にやること
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給料口座から、投資用として1万円〜3万円を移す
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「高配当株 初心者」「自分が気になる業界名+高配当」などで情報収集
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候補となる銘柄を3つくらいメモ帳に書き出す
✅ 1ヶ月以内にやること
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候補の中から、「これなら応援してもいい」と思える企業を1つ選ぶ
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NISA枠 or 特定口座で、その企業に1万円だけ投じてみる
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配当支払い月になったら、
通知メール or 入金明細を見てニヤニヤする
まとめ|高配当株は、“不器用な兵士”でも続けられる戦い方
最後に、この記事の本質だけもう一度。
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高配当株は、給料以外の補給路を作る戦い方
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一撃で人生を変える武器ではなく、じわじわ生活を楽にする防御戦術
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大事なのは「一気に大金を投じること」ではなく、
「最初の1万円を撃ち、あとは継続すること」
僕は決して、
特別な才能がある投資家ではありません。
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決算は今でもよく分からないところがあるし
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雰囲気で買った銘柄も正直あります
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それでも、金融資産は1,300万円を超え、年間配当は30万円台まで来ました
不器用でも、時間をかければ配当が人生を変えてくれる——
僕は本気でそう信じています。
もしあなたが今、
「このままずっと給料だけに縛られるのは怖い」と感じているなら。
その不安は、
最初の1万円で“現実の一歩”に変えられます。
一緒に、
ゆっくりでもいいので前線を広げていきましょう。
そしていつか、
「配当200万円の壁」を一緒に突破できたら嬉しいです。